人生と言葉に感動 ホセ・ムヒカ氏の政界引退

2020年10月20日、南米ウルグアイホセ・ムヒカ元大統領が政界引退を表明しました。

 

「議員の仕事は人と話したり、多くの場所に足を運んだりすること。事務所では仕事ははできない。」と話し、新型コロナの感染拡大により、慢性的な免疫系の持病を持つことから、議員の仕事ができないということで、上院議員を辞職しました。

 

現地メディアなどによると、「政治を捨てるわけではなく、一線を退く」と述べたとありますが、本当に尊敬できる政治家が、引退となるのは本当にさみしいことです。

 

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上院で行ったスピーチで、「人生において成功とは勝つことではなく、倒れるたびに再び立ち上がり、やり直すことだ。」と述べたことが、たいへん話題になっていますが、

これまでも、同様の話をされています。

 

貧困家庭に育ち、ゲリラ活動時代に銃撃も受け、軍事独裁政権時代に13年も収監された後、議員となり大統領職に就いた人が言う言葉は、重みが違います。

 

大統領に就いたこと自体がすごいことですが、その政策内容と生き方、考え方が本当に素晴らしすぎます。

 

彼はまた、収監時代があったからこそ、今の私があるとも言っています。悪は善にもなり、善は悪にもなると。物事はすべて、その人の受け取り方次第です。

 

先の、諦めずに再びやり直すことと、同様のお話を以下のようにされています。

 

人生で一番大事なことは、

歩むことだ

これは何を意味するのか

転んでも再び立ち上がることだよ

打ち負かされる度に、

また、一から始める勇気を持つことだ

仕事を失ったからって

世界が終わるわけではないからね。

 

 

 

何千回転んでも立ち上がり、ゼロからやり直す価値は生きている限り必ずある。

これが人生の一番の学びだ。

言葉を変えると、諦めるまでは戦いに負けていないということだ。

戦いに負けるとは、夢を諦めるということだ。

戦う事、夢を見る事、叩きのめされ、現実に直面することが

存在意義、人生の価値となるんだ。